【レポート】山下&バジルの金管合宿2025 1日目
今年は「山下&バジルの金管合宿」と合宿名を改名し、トロンボーンに限らず金管楽器の皆様全員が参加できる合宿がスタートしました。
初回とはいうものの多くの金管楽器奏者の皆様がご参加くださり、とても賑やかで充実した金管合宿となりました。
今年は2025年8月22日(金)〜25日(月)の3泊4日の期間開催しました。
合宿期間中最多人数33名という、とても多くの方にご参加いただきました。
初めの会
今年の合宿は初めて参加される方がとても多く、初日は皆さん少し緊張されている雰囲気がありました。
「自分と向き合う」というテーマで開催された金管合宿。
志は同じ者同士で少しずつ意気投合し笑い声が溢れていく素敵な瞬間を見ることができました。
早速食事を終えて練習する皆さんの音が鳴り響いていました。
金管合宿ならではの音色に講師陣皆さん感激しておりました。
山下先生ウォームアップ講座
合宿始めの講座はウォームアップ講座です。
今年は各講師陣のウォームアップルーティンを日替わりで行いました。様々なウォームアップの種類を知ることができ、楽器が違えど共通する部分が同じことなど、新たな発見が生まれました。
バジル先生講座「あがり症について考える」
奏者の方の多くの課題として抱えている「緊張」に関して、様々な視点から深掘りし思考の過程や対策を紹介も含めて解き明かしていきます。
バジル先生の言葉は魔法のようで、参加者の多くの方が「魔法にかけられる感覚だった」とお話ししてくれました。
医学的な対策ももちろん方法の一つとしてありますが、根本的な「音楽は分かち合いたいものがあること・コミュニケーションができていること」がとても重要性を感じる講座でした。
そのために何ができるのかというお話しが、参加者皆さん自身の思考の過程や今後の行動に繋がっていくと感じました。
ハミル先生講座「ディストニアとは〜発症・改善の軌跡〜」
今回のゲスト講師であるジョナサン・ハミル先生の講座では、ディストニアに悩んでいる方だけでなく、皆さんにとって普段の奏法や物事の捉え方の参考になる内容でした。
ディストニアは身近に潜んでいて、誰もがなり得る可能性があるものです。
実際にとても悩んでいる方がおられたり、当たり前と思っていた自分の反応がディストニアに繋がってしまうこともあります。
自分自身が発症していなくても、周りの方が悩んでいたり困っている時にサポートできるために声掛けの仕方や方法、回復への経路の参考例を経験をもとにお話ししてくださいました。
参加者の皆さんは目から鱗のように、しっかりと理解し今後のためにじっくりとお話を聴講されていました。